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やのひろです

気になるあれこれ

ナカザワキネン野庭吹奏楽団 8月の演奏会2016

吹奏楽好きです

ナカザワキネン野庭吹奏楽団 8月の演奏会に行ってきました。

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ナカザワキネン野庭吹奏楽団とは

ナカザワキネン野庭吹奏楽団とは

かつて神奈川県にあり吹奏楽の強豪であった野庭高校のOB楽団です。

 

野庭高校。。

 

何度もこの学校と接しているのに、私は未だにこの学校のことを上手く説明できません。

 

神奈川代表として燦然と輝く校名が妙に誇らしくもあり、

同じブラバンキッズとしてどれだけ練習しているのかと恐ろしくも尊敬し、

今となっては永遠に恋しい憧れの存在でもあります。

 

客観的にサラリというなら、

「かつて全国大会でその名を轟かせた吹奏楽の強豪校」となるでしょうか。

いまは少子化による統廃合で無くなってしまいました。

 

私が野庭の廃校のことを知ったのはその事実の随分あとのことで、

もう一度野庭の音が聴きたい、子供のころに定演に行けば良かった、

なんとか野庭の演奏が聴けないものか・・・といろいろ調べていく中で

野庭のことを描いたこの本に出合いました。

 

ブラバンキッズ・ラプソディー―野庭高校吹奏楽部と中澤忠雄の挑戦

ブラバンキッズ・ラプソディー―野庭高校吹奏楽部と中澤忠雄の挑戦

 

 

ブラバンキッズ・オデッセイ

ブラバンキッズ・オデッセイ

 

 

 

野庭のOB楽団があるんだ!!!とこの本で知って、それ以来演奏会に通っています。

みなさんそ普段の生活もいろいろとお忙しいなかで、

今でも野庭の音とスピリッツを受け継いでくださっているのは本当にありがたいことです。

団員のみなさま、ありがとうございました。

 

8月の演奏会曲目はこちら

この日の曲目はこちらでした。

 

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序曲「祝典」

この曲、高校時代によく聞いていました^^

生音で聞いたのは初めて。演奏会の幕開けらしい華々しさでした。

またヘビロテリストに入れようかな~

 

百年祭

良い曲でした・・・!

作曲の福島弘和さんが作られた「稲穂の波」を演奏したことがあるのですが

それと同じく自然を感じるような、繊細で雄大なメロディでした。

司会の辻さんがちらりと福島さんに嘱託を頼むかもとおっしゃってましたが

ぜひぜひぜひぜひ聞きたいです!!

 

宝島

私としては今回の演奏会のメインディッシュはここでした。

野庭の宝島!!と聞く前から期待でドキドキしっぱなし。

 

というのもですね、トロンボーン吹きの私としては宝島って複雑な想いの曲なんです。

 

良いメロディだしお客さんも楽しいだろうし吹いてても気持ちいいんですけど

ただ一か所なんどやっても吹けないんです!練習番号H!!!

トロンボーンに16分音符を並べるなんて、信頼しすぎです真島先生(涙)

 

しかし、さすが野庭です。完璧に吹いておられました・・・。

吹けない譜面なわけじゃない。吹けない私なだけであります!ひーん。

 

そしてH番だけではなく、曲全体のノリが全然違いました・・・。

何度も聞いて何度も吹いてる曲なのに「こんな曲だったのか!」と嬉しい驚き。

とっても活き活きとしていて、宝島でバカンスしているような気分になりました。

 

クラリネットポルカ・サンバ

今回のハジけところはここでした。

クラリネットの男性2人が目に鮮やかなサンバ衣装を身に着けて登場(笑)

 

こういうのをやれるところがまたイイなぁ~。

一緒に行ったブラバン仲間とも「本気でふざけて、しかも上手いのが凄いよね」と話してました。

ほんとにそうです。うんうん。

 

アンコール 涙そうそう

毎年8月の演奏会ではこの曲が演奏されるのですが

分かっていても毎年ジーンとしてしまいます。

 

野庭吹奏楽部で練習を重ねるのは、私には想像もできないほど大変なことだったと思います。

高校生の自分があの本に書かれていたような生活を送れたとはとても思えません。

 

大変な事、辛いこともいろいろとあったでしょう。

それでもこうして今も集まって、先生と奥さんに感謝して、野庭の音と姿勢を残しておられる・・・

 

そのことに、観客の私としてはただただ感謝の気持ちでいっぱいになります。

 

中澤先生に直接お会いしたことはないのですが

こうして野庭の音に触れる度に私まで先生に感謝したい気持ちになります。

素敵な音と素敵な吹奏楽団をありがとうございます、と。

 

最後に・・・

 

ブラバンというのは不思議なものです。

同じ譜面を同じ楽器で演奏するのに、全然違う音がするんです。

何の言葉も交わしてない、息を入れてるだけなのに

バンドの性格や指揮者の人柄が伝わってくるのです。

 

各地方大会を乗り越えて全国大会に集まったバンドでさえ色々です。

一生懸命な音、ものすごく整った音、いろいろあります。

 

その中で野庭の音はとっても暖かいんです。

ビックリするほど上手いのにものすごく親しみやすい、心地いい音なんです。

 

中澤先生がおっしゃっていた「音楽は心」という言葉を

演奏者のみなさんはどう体現されているのでしょうか。

私はそこまでの演奏者ではなかったので想像するだけですが、

とにかくその表現のお蔭で私は野庭の音をきいて暖かい気持ちになれるのです。

 

吹奏楽っていいな。野庭はやっぱり素敵だな。

いろんなご縁をありがとう。

そんな気持ちになる演奏会でした。

最後に改めて、関係者の皆さま本当にありがとうございました。

 

 

 

※追記※

野庭が繋いでくれたご縁の中に、とある学校の先生がおられました。

その先生に最後にお会いしたのもこの8月の演奏会でした。

 

最近体調が悪くてね、でもよくなってきてるんだ、なんて話をして

ではまた・・・って分かれたらその数か月後に亡くなられてしまいました。

「先生、今年も野庭の演奏会にきましたよ。一緒に聞きましょうね」と

そんなことを考えながらの演奏会でもありました。

亀井先生、そちらでも吹奏楽を楽しんでいらっしゃいますか?