やのひろです

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【映画】ヴィンセントが教えてくれたこと ネタバレ 感想

こんにちは、やのひろです。

今日は映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」を観てきました。

 

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それでは他ネタバレを含む感想行きます!

 

簡単なあらすじ

お酒とギャンブルに溺れ貯金も底をついている

ダメおやじのヴィンセント。

ある日彼の隣にシングルマザーの親子が引っ越してくる。

働きだしたばかりの彼女は息子・オリバーの世話をしてくれるよう

ヴィンセントに頼み、お金が必要な彼はそれを引き受ける。

 

とはいってもヴィンセントが教えるのは型破りなことばかり。

競馬場でのオッズのかけ方、いじめっ子への反撃の仕方。

あと、謎のお屋敷で医者の振りをすることも。

 

ヴィンセントと行動を共にする中でオリバーは社会経験を積み、

ヴィンセントもまた、守る物を得たことで立ち直っていく。

しかしそんな彼がオリバーに悪影響だという声が上がってきて・・・

 

最後までに全て当てはまるピース

はっきりとは説明されないものの

あちこちに気になるピースがちりばめられていて

終盤それが全てあるべき位置に戻っていくという

とてもよく出来た、清々しい物語でした。

 

特にラストシーンはそれまでの伏線が全て回収され

そういう事だったのか、、と思わされボトボト泣きました。

 

もし自分の近くにヴィンセントが居たら・・・。

私はやっぱり避けてしまうと思います。

何だかちょっと怖い、変な人なのよね、って。

危険や面倒は避けようという大人の

賢明で、この場合は残念な、判断の一部です。

 

でも純粋なオリバーはそんなフィルターを使わなかったからこそ

ヴィンセントの本当の姿を見つけることができた。

 

ちょっと・・・大人として反省しました。

自分なら出来ないなぁと。

こういう映画でなら感動するくせに実際はできない。

もっと寛容で思慮深くなりたい。。

経験値を積んで効率が良くなった結果、短絡的になったんじゃ

本末転倒なんじゃないの、って・・・。

 

アメリカにおける戦争。そして社会保障

アメリカは怖い国だと思いました。

ヴィンセントのあの生活の困窮具合といったら!

もしベビーシッターの話が無かったら彼はどうなっていたのでしょう。

 

わずかなお金もギャンブルにつぎ込んでしまう性分。

お金周りで言えば完全に行き詰っています。

年金制度のような社会保障はないのかなぁ。

自己責任で老後の暮らしが決まってしまう国だとしたら

ちょっと怖いな。。

 

また、戦争経験が社会においてどう判断されるのか

ここをもっと分かりたかったなぁと思いました。

その国の歴史観宗教観はどうしても理解しきれないから

出てくるたびに惜しい気持ちになってしまいます。

 

ベトナム戦争はアメリカの人達にとって

どんな影響を及ぼしている事柄なんだろう。

そこで立派な功績を残したというのは

どんな風に受け入れられることなんだろう。

 

ヴィンセントが聖人として称えられるシーンは

とても素晴らしかったからこそ

もっと深く理解したかったなぁと、思います。

 

どんな人生にも意味がある

一見飲んだくれのヴィンセントに知られざる過去があり

純粋なオリバーとの出会いによって昇華されたように

どんな人生にも意味があると教えてくれる映画でした。

 

学校で教えてくれることは断片的な知識であって

本当に必要なのは人を思いやることや自分を守ること。

それは学校ではなくて社会や家庭の中で身に着けるしかない。

そんなことも示唆しているように思いました。

 

私は自分を学校でしか勉強してない人間だと思ってるので

このメッセージは、なんというか・・・身につまされました。

そうだよなぁ、、大事な事って学校だけじゃないんだよなぁって。

 

大人達は良い顔をしない場面もあったヴィンセントだけど

彼の人生経験からしか教えられないものが確かにあって

それがオリバーにも受け継がれていく、という

社会的な教育、社会的な繋がりの大切さを感じました。

人々の関係が希薄になっているからこそ、ね。 

 

ラストはとても暖かいものでした。

それまでのヴィンセントの生活とは大きく変わっていたけど

それは確かに彼自身の行動によって手に入れたもの。

見ていて素直に良かったねと思えるエンディングです。

 

ヴィンセントのこれからが暖かいものになりますように・・・

 

それではまた!