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やのひろです

気になるあれこれ

【雑記】”人のせいにしない”の功罪

日々の雑記

こんにちは、やのひろです。

 

元同僚の男性と久しぶりに飲んできました。

彼は向上心が強くストイックで

ココと決めたゴールに向かうための努力を完遂できるタイプです。

 

彼には自分に課してるルールがあるようでした。

全ての人を尊敬するようにしてる、とか

悪いように考えないようにしてる、とか。

 

自分を客観視した上で良い自分になるためのルールを細かく作り

しかもそれを実行しつづけられるらしんですね。

私には到底できないと思いつつも

「そうやったらええねん!」と言われると出来ない自分が悪いようで

チャレンジして失敗して自己嫌悪・・・なんてことになったりもしました。

 

そんな関係の彼と久々に会ったら

彼はまた自分に新しいルールを作って頑張っていました。

今回のは「人の所為にしない」だそうです。

 

「全部自分の所為やと思えば楽やねん。

 自分が頑張ればええだけやから。

 むかつくこともあるけど、これ自分の所為やしなと思うと

 しゃーないなって頑張れる」

 

へぇ~、確かに自己啓発本にもそういうこと書いてあるよね、

と思いましたが聞きながらちょっと引っかかりました。

私はそうやって「自分の所為」と思って楽になったことなど無いからです。

 

前の私なら「そうか、人の所為にするのはやっぱり良くないよね!」

と正面から受け止めて「私が悪いんだ、私がもっと頑張れば」と

考えるように努力したでしょうが、

その結果追い詰められて心療内科で大泣きした経験から、

今回はちょっと質問してみました。

 

「最近友達の悩みを聞くことが多いんだけど

 みんな”私の努力が足りないの”って言って苦しんでるの。

 私はそういう時、周りの所為にしてでも問題と距離を置いて

 自分の気持ちを落ち着かせる方が良いんじゃないかと思うんだ。

 その考えはこんな風に苦しむこともあると思うんだけど、どう?」

 

結局この話はちゃんとした答えが出ないまま

別の話になっていってしまいましたので決着しませんでした。

 

上記の通り私が心療内科で大泣きしたとき

先生がしつこく言ってくれたのは

「まず自分の所為にするのを止めましょう」でした。

どうやら「私が悪いんです」を繰り返していたらしいんですね。

そのたびに「まずそれを止めましょ。ね?誰も悪くありません」と言われ

その後は「私が・・・」と思うたびに頭の中で打ち消してました。

 

そんなわけでこの”人の所為にしない”は

向き不向きがあるのではないかと思います。

私は全然向かなかったなと、この経験から思ってます。

本などでみかけるとさも素晴らしいフレーズに見えますが

向いてない人は向いてないし、精神的に危ないくらいなので

無理しない方がいいと思います。

 

ここからはそんな”人の所為にしないのが向いてない”という

パッと見、え?って感じの立場にある私の意見です。

 

仕事と距離を置いて、アンテナの動くままに本を読んでいた時

一般教養や国際情勢を学ぶ流れで宗教についての知識も得ました。

ざくっと言って、日本は多神教だけど世界の多くは一神教

日本は西洋化してる流れから一神教の考えが混ざってる、

というようなものです。

 

これは私がとらえたイメージですが、

多神教は正解が曖昧で環境からの影響を受けやすいもの、東洋的、

一神教は正解が決まってて何が起きても揺るがないもの、西洋的、です。

 

とするとこの「自分が悪い」というのは

一神教的な考え方だなぁと思うのです。

 

そもそも「自分」がはっきりしてるのがもう西洋的です。

環境があって、そこから自立した「自分」がいて、

自分が道を切り開き、自分が進む道を選べる。

 

東洋の「自分」はそんなにはっきりしてません。

環境の影響を受けてふんわりと形成されるもので

状況が変われば己の役割も考えも変わる。

 

私はこの東洋的な「自分」のほうがしっくりきます。

確固たる自分なんか今までも無くて

職場や年齢に応じて考え方は変わってきました。

 

だからこう思う。

「自分が悪い」としても、「自分」ができる事なんか限られてる。

よし自分が頑張って何とかしよう!と思っても

環境は自分が操作できるほど簡単なものじゃない。

 

むしろ環境によって自分の役割が作られていく。

辛いのも楽しいのも悲しいのも嬉しいのも

自分が生み出したものじゃない、影響されてできるもの。

だから嬉しい時は周りに感謝して、辛い時は周りと折り合いをつける。

 

「自分」が環境を変えられるなんて

そんなんちょっとおこがましいくらいなのでは?

環境はそんな単純なもんではないし

むしろ環境に自分が変えられるくらいだと思うよ、と。

 

じゃぁ辛い環境になったらどうしたらいいのか。

これは私もまだ探求中なのでよく分かりません。

少なくとも私は「自分が悪い」を止めて全力で逃げました。

あの時逃げておいてほんとに良かったなぁと思ってます。

 

でもこれはあくまで私のベストウェイなので

同僚くんにこれをお勧めする気はありません。

彼は「自分が悪い」で上手くいってるそうで、何よりです。

 

「人の所為にするのは良くない・・・」とお考えのあなた。

優しいですね。素敵です。

 

でもしんどくなったら、その考え捨ててもいいと思います。

自分はそんなに悪くないし、

自分が変えられるほど環境は易しくないです。

 

この前また別の元同僚たちと飲んだ時には

「いろいろ考えたけどやっぱ上司が悪かった」で決着しました。

全員メンタルやられて職場を離れた人たちで

今はそれぞれの環境で楽しくやってます。

 

真面目で頑張り屋のあなた。

向上心で自分を削りすぎないでね。

お姉さんは最近の頑張るみんなが心配だよ。

 

それではまた!