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やのひろです

気になるあれこれ

【映画】カプチーノはお熱いうちに 感想

映画を見ました

こんにちは、やのひろです。

映画「カプチーノはお熱いうちに」を見てきました。

 

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タイトルの通りイタリア映画です。

それではネタバレを含む感想、いきます!

 

あらすじ

イタリアのカフェで働く女性・エレナ。

仕事は忙しいけど順調、ゲイの友人ファビオや破天荒な親友シルヴィアも居る。

 

そんなある日、土砂降りの雨の中でアントニオという男と出会う。

出会ったそばから激しい口論となる二人。

 

そんな彼は偶然にもシルヴィアの彼氏ということが分かる。

反発し合う二人だがいつしかお互い気になっていって・・・

 

おしゃれなラブストーリーかと思いきや、違う!

タイトルからしておしゃれなラブストーリーだろうと思ったので

途中でいきなり13年経ったときにはビックリしました。

え!もう結婚して子供2人もいるの??

あれ??結婚するまでの話なんじゃなかったの???と。

 

そうです、これは単純なラブストーリーではありません。

恋が愛になった頃の話。

男女の間だけじゃなく、すべての人との愛の話。

 

エレナは途中、軽い気持ちで乳がん検査にいくのですが

なんとそこで陽性反応がでてしまいます。

しかもすぐに手術でとれる段階は過ぎている様子。

仕事が乗りに乗っていてまだまだこれから、という時に

突然の病が彼女を襲うのです。

 

その段階でアントニオとの関係は最悪。

商才溢れるエレナと浮気っぽくマイペースなアントニオは

衝突を繰り返していて家庭内の雰囲気はいつも険悪です。

 

エレナが病気のことを家族に打ち明けた時

みんなが励ましたり神妙になる中で

アントニオは周りの物に当たり散らして出て行ってしまいます。

 

もともと不仲な二人の間に癌という問題までも。

この二人はこの先どうなってしまうのか、不安になるシーンでした。

 

人生が不調の時に支えてくれるのは誰か

病気の妻を支えたいとは思っていても

それまで溝があっただけに接し方が分からないアントニオ。

そんなアントニオの気持ちを理解しながらも

病を抱えてやはりどう接していいか迷うエレナ。

 

恋人同士になる時には全ての障害を一瞬で飛び越えたのに

家族として関係を修復するのは簡単ではなく・・・。

間に人を交えながら徐々に素直になっていきます。

 

 

映画で描かれるのは夫婦二人だけの関係ではありません。

周りにいる人たちが何しろチャーミングなんです。

 

凛としたお母さん、困り者だけど憎めない叔母さん、

友達であり共同経営者であるファビオ。

みんながそれぞれのやり方でエレナを支えます。

 

印象的だったのは病院で出会う患者仲間のエグレ。

本人も重い病気を患っているのにいつも明るく振る舞います。

 

そういえば、、エグレにはお見舞いの人は一度も来ませんでした。

家族が居ないのかな・・・どうしたんだろう。

本当は寂しさを抱えていそうなのにいつも笑顔のエグレ。

その悲しい姿が忘れられません。

 

原題は「Allacciate le cinture」といって

イタリア語で「シートベルトをご着用ください」という意味だそうです。

監督のインタビューコメントを引用します。

 

監督のフェルザン・オズペテクは「乱気流が思わぬところで起きるのが、人生です。病気だけでなく、あらゆる危険が人生には待ち受けています。だから、そういうときに備えていつでもシートベルトを締めて心の準備をして、しっかりつかんで生きなければならない」と、インタビューに答えている。

   ※引用元の記事はコチラ

 

人生というフライトの中で、急に乱気流に突入することがある。

その時支えてくれるものは何か、準備はできているのか・・・

 

映画を見終わった後、自分の周りにいるいろんな人の顔が思い浮かんで

全てにありがたいなぁ・・・と思う、そんな作品でした。

 

大胆な演出と物語の展開がステキ!

この監督の作品は初めて見ましたがイタリアの名匠だそうです。

さすが、あちこちの演出がドラマチックで素敵でした!

 

最初に「おぉっ!」と思うのはエレナが働くカフェのシーン。

青空の下にあるカフェテラスから店内にカメラが移って

お店の中を歩くエレナをカメラが追い、再び外にでると

辺りは夜景になっている、という・・・!

 

一瞬にして時が移る映画マジック!!

またその夜景がキレイで気持ちが華やぎました。

 

エレナとアントニオが恋人同士になると

そこもまた映画マジックで一気に時を超えます。

 

あ、もうこんなところまで進んだのね。

あれ?何か色々とハードルのある恋に見えたけど

そこはどうしたんだろう??

と思いつつ、そこからが本題なのでいつの間にか忘れていると・・・

 

ラストに素晴らしい演出サプライズが待っています♪

 

いやー、こういう終わり方の映画は初体験でした。

すごく良かったです。好き!!(^^)

 

 

あれは走馬燈で、エレナは死んでしまった暗示なのか??

私はそうは思いません。

 

アントニオに病院に送られながら見た白昼夢、ではなくて

人にはみんなああいう人生で煌めいた瞬間が保存されてるのだと思います。

普段は忘れてるけど。

 

人生の乱気流に入った時支えてくれるのは大切な家族や友人。

そして彼らとの絆は、そういう瞬間の積み重ねで強くなる。

 

エレナは車の中でああいう

カプチーノが飲み頃だった時”を思い出すことで

更にみんなとの絆を感じて病気と闘ったのだと思います。

 

 

 

それではまた!