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やのひろです

気になるあれこれ

【雑記】エヴァンゲリオン20周年 おめでとう

こんにちは、やのひろです。

 

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「2015年かぁ・・・そのころ何してるのかな。

 まだ先のことだけど、そんなに遠くない未来だなぁ」

 

と思った2015年がついに来てしまいました。

そしてエヴァンゲリオンTV放送20周年。

おめでとう、おめでとう。すべての子供達(だった人)に

 

今回は私に大きな影響を及ぼしたエヴァンゲリオンの思い出トークです。

同じく影響を受けたみなさん、共に懐かしみましょう・・・。

 

最初はとにかく緒方恵美さん目当てだった

当時の私のかなりのアニメ好き小学生で

毎日とにかくアニメを見てました。

今のように深夜枠がなくアニメは夕方子供が見るものでした。

 

そんなわけでかなり色々見てます。

いまタイトルをあげようと思ったけど多すぎて無理だった。。

魔法少女もロボット戦隊もアニメなら差別なく見てました。

エヴァのちょっと前はセーラームーンが大人気で

後追うようにレイアースがアニメになって

これからは女の子が戦うのよ~という雰囲気むんむんでした。

 

中でも幽遊白書が好きでした。

展開にトキメキ、イラストを描き、キャラソングを買い、LIVEに行く

ごく普通の小学生オタクでした。

 

中でもお気に入りは蔵馬!

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カッコいい!優しい!強い!

全く余談ですが大人になった今では

桑原君が最高の男だと気づいています。

それはさておき。蔵馬です。

 

連載が終わった時、放送が終わった時、

それはそれはガッカリしました。

でもすぐに緒方恵美さんから発表があったのです。

「次はロボットアニメの主役をやるよ」と。

これは気合を入れて見なければ、と思ったのが

私のファーストインパクトでした。

 

確か放送前に林原めぐみさんのラジオ(東京ブギーナイト)に

緒方さんがゲスト出演されてこの新番組について語っていました。

 

お二人はしきりに「なんか凄い作品だよね」と繰り返していて

林原さんは「私はヒロインとペンギンとロボットの声をやるの」

と話していました。摩訶不思議な組み合わせ。

いったいどんな話なんだろう??と想像しようとしたけど

想像できないまま放送初日になりました。

 

意味不明すぎるオープニングテーマ

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 テレビの真正面に座って「♪ざ~んこ~くな」と流れてきて

ついに始まった、緒方さんが主役のアニメ、わくわくわく!

ってして1分後にはこのアニメへの印象が変わりました。

オープニング映像が意味不明すぎる。

 

まずコマが早くて何が映ったのか分からない。

録画してたのでスロー再生で見てみましたが

それでも絵の意味が分からない。

 

今はもうあの映像を見慣れてるから驚かないだけです。

ちょっと想像してみてください。

予備知識なしであのオープニングを見た衝撃。

 

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なにこれ?

 

普通、オープニングは「こんなキャラたちが頑張りますよ!」

っていうものだったんです。

それがなんだ?なんか怖い人いたよ?

もはやキャラでもない不思議な模様は何?

 

何か・・・確かに凄いものかもしれない・・・

ここでようやくラジオでの話が腑に落ちたのでした。

 

ロボットに乗るの、嫌なの!?

ともあれ話は始まります。

主人公は爽やかな少年。うん、緒方さんの声♪

いきなり戦ってる。

大人の言ってる事は分からないけど、これが敵ね。

それでこれがロボット。

よしよし、これに乗るのね!

 

「そんなの、出来るわけないよ!」

 

ん!?!?!?!?

君、主人公なのにロボットに乗りたくないの???

 

これにはかなり驚きました。

だって・・・ロボットアニメの主人公は

みんなロボットに乗りたがるものだったから。

 

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むしろ、これからは女の子も乗っちゃよ!

って流れだったから・・・

 

 でもそれも次の瞬間に納得。

 

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ほんとだ、無理だ!!!!

 

これまで色んな戦うアニメを見て来たのに

この時初めて知りました。

そうか・・・ロボットに乗って敵と戦うのは危ないんだ。

それは確かに・・・乗りたくないや。。。

 

それでもシンちゃんは乗ります。有名なあれです。

「逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ・・・」

私はこの時「え・・・乗るの?まじで?」と思ってました。

 

そこからロボットが地上に出るまでの精巧なこと。

電車が変形するわけでもない、魔法で出てくるわけでもない。

機械と部品が動いて、ものすごい人の手間がかかって

ようやくロボットが地上に出ていく。

 

そして頼りにしていたお姉さんが言うのです。

「シンジ君、死なないで」

 

だよね、だよね、死ぬかもしれないよね!?

っていうか1話終わったのに敵倒れてないし!

 

これで1話がおしまいです。とにかく驚きました。

圧倒されたのとびっくりしたのとで、しばらくポカンとしてました。

 

話は飛んで、そして最終回

佳境になるにつれ、第一話でオープニングを理解できなかったのが

実に可愛らしい謎であったことが分かってきます。

もう何が何だか全然わからない。

 

加持さん何者?死んだの?

あの黒い板が並んでるのなに?

しかいもんじょって??

綾波は人じゃなかったの?

カヲルくん何なの?1回で死んだよ?

 

でも!それでも!

あと数回でちゃんと意味が分かるように

説明してくれるんだよね???

 

私はまだ従来のアニメパターンを信じていました。

とても30分×数本で説明しきれるとは思えないけど

でも何とかして最終回までに決着つくんだよね?と。

 

結果はご存知のとおりです。「おめでとう」です。

あれっ、最後まで見たけど全然わからなかったぞ!?

またしても圧倒&ぽかーんです。

 

途中アスカとシンちゃんでシンクロダンスしたり

易しくて楽しい回もあったからすっかり油断してました。

なんだかんだ言ってちゃんと意味が分かるはずだと。

 

ところが終わってみたらこれです。

最初から最後までやっぱり全然分からなかった!!

 

このころ確か金曜日の夜にサブカルに強いラジオ番組があって

エヴァが終わった週にこの番組で

「緊急特別企画!エヴァ最終回は100点か0点か」

という特集をやってました。

 

2時間くらいある番組だったかな?

それでアニメ1本特集するのは珍しかった気がします。

 

リスナーがそれぞれエヴァの感想を書いて送って(FAXかな?)

エヴァを見てたゲスト達が電話でコメントして

あれは何だったんだ!というのをみんなで喧々諤々やってました。

たぶん大人も子供も同じように衝撃を受けたと思います。

”最後まで見ても着地したように思えないアニメ”に。

 

私としては

多分100点なんだろうけど私子供だから分かんないな・・・

と思ってました。

たぶんハッピーエンドだったんだろうし(おめでとうって言ってたし)

良くわからないけどそのうち分かるだろう、と。

 

ちなみにこのころインターネットは普及し始めたばかり。

使える人も少ないのでネット上の情報は今と比べたら極貧です。

分析してブログにUPだ!俺の考えを聞け!

とりあえずググればなんとなる!

そんなのはもっとずっと後のことです。

 

しばらくして映画をやるという話がでました。

よし、これを見たら分かるのね!

と思ったらやっぱり分からない。

もう1本映画をやるという話がでました。

今度こそ分かるのね!

と思ったらやっぱりやっぱり分からない。

 

「気持ち悪い・・・」

で終わった映画を見て外に出たら

一緒に出て来た大学生の団体もみんなぽかーんとしてたので

あぁこれはやっぱりポカンでいいんだなと妙に納得しました。

 

つまりこれは分からない作品である!

しょうがない、こうなったら定期的にエヴァと向き合うさ!

いつか分かるようになるまで見てやるさ!

そう腹をくくった瞬間でした。

 

折に触れて繰り返しみる&新劇場版

というわけでミーハーな気持ちで見始めたのに

とんでもない深みに連れて行ってくれたエヴァンゲリオン

大学生になって久しぶりにTVシリーズを見返してみると

前よりは分かるようになった気がしました

 

社会人になってみてみると

シンジくんではなくミサトさんに共感するようになりました。

いやー、私こんな風に働けないわ~。

 

そしてそのころ、

またしても劇場版をやるという話が入ってくる。おぉぉぉ。

でももう私は”理解すること”を求めませんでした。

そこは散々間違えたもんね・・・!

映画を見たからってエヴァが分かるなんて、もう思わないよ!ふふふ!

 

新劇場版の内容もヤシマ作戦を中心にしたものという。

続編というよりリメイクなのかな?と。

いろいろ技術も新しくなったし、今風に作り替えようって事かな?

 

そんな気持ちで見に行きました。

おぉ~、映像が綺麗になってる~。

ラミエルの動きが細かい~。

笑えばいいと思うよの綾波がちゃんと可愛い~。

 

・・・ん!?!?!?!?

カヲルくん?もう?

え???

シンちゃんのこと知ってる?なんで?

 

・・・どうやら単なるリメイクじゃなかったのね!

何がどうなってるのか分からないけど

何かまた始まったのね!?

 

というわけで見事12年ぶりに

新しい深みに引きずり込んでくれたのでした。

さすがエヴァだね、あははは(乾いた笑い)

 

結局エヴァンゲリオンとは

私は最新作の「Q」が一番好きです。

初めて素直に「あー面白かった」って見終わることができました。

 

じゃぁあれを全部説明してみろ!と言われたら難しいけど

なんでかなぁ、あれが一番納得できたんです。

 

Qがテレビで放送された時twitter

「最初にシンジにちゃんと説明しておけばいいのにwww」

「説明不足でサードインパクト起こすとかワロスwww」

みたいな感想を見かけました。

そうだね、そうだと思うよ。

 

でもそれが説明されないものなんです。

エヴァがそういうものだ、というのではなくて

現実がそういうものなんだと私は思ってます。

 

自分の身の回りに起きてることで”理解できること”なんて

ほとんど無いんじゃないかと大人の私は知ったのです。

 

安保法制はきちんと国民に説明されたのか。

上司からの指示は常に理にかなったものなのか。

自分よりアイツの方が給料がいいのはなぜなのか。

 

これらの疑問に誰も明確に答えてくれません。

「何かよくわからない」それが現実の当たり前なのです。

分かってる気がするのは都合がいい情報を身の回りに集めて

そこから判断してるから、というだけです。

 

TV番からさらに時間のたったQでは

シンジ君だけ時が止まっていて浦島太郎状態です。

誰も教えてくれないし、何か敵視されてるし。

彼も混乱するけど見てる方も混乱します。

いったい何があったんだ?って。

 

そこで「教えてくれればいいのにwww」と言っちゃうのは

google先生が何でも教えてくれる世界の話です。

実際は誰も何も教えてくれなくて当然なんだと思います。

 

ロボットに乗るのは危ないんだ

と教えてくれたTV版第一話のように

現実はこんなもんだとQも教えてくれました。

相変わらずリアルだなぁ、エヴァ

 

それに、

ほんとは28歳なのに14歳のままのシンジもリアルでした。

 

とっくに現実を知って動き出してるアスカやマリに比べて

明らかに子供っぽくて自分の正当性を証明したがるシンジ。

あー、職場でこういう話よく聞くなーと思いました。。

主任ってほんと子供っぽい!みたいな話ね。リアル~。

 

新劇場版のことはまた機会があったら別に書きます。

ともあれ今はTV版20周年です。

 

徹底して親切に説明してくれない。

でもだからこそ徹底してリアル。

とことん向き合ってゆっくり理解するしかない。

 

それがエヴァンゲリオンだと私は思っています。

 

昔に比べれば情報が増えて便利になったとはいえ

エヴァは、検索して一瞬で理解するのではなく

時をかけて自分の成長と共にゆっくり理解するものじゃないかと。

少なくとも私は20年かけてじっくり理解してきたことを

幸せな体験だったなぁと思っています。

 

最後に。

シンジ君を演じたのが緒方恵美さんで本当に良かった。

緒方さんはもともと舞台俳優です。

声だけでなく全身で演じることを経験されているはずです。

 

あのお芝居だったからこそ

みんなこんなに長く惹きつけられているのだと思います。

 

当時と、そして今のエヴァスタッフの皆さんに

感謝の気持ちでいっぱいです。

素敵な作品に出会わせてくれてありがとうございました。

 

 

それではまた!