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映画「シンデレラ」 感想 色で表される世界

こんにちは、やのひろです。

2015年のディズニー映画「シンデレラ」を見ました。

 

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ストーリーはみなさんご存じのとおりなのですが・・・

一応ネタバレしてますのでご了承ください。。

 

 

私がこの映画で一番期待したのは衣装と美術でした。

ディズニーが大金をかけて作る超有名物語。

豪華でないわけがありません!

 

中でも衣装!

アカデミー賞に3度輝いた

サンディ・パウエルが手掛けているということで期待大。

あの青いドレスだけでもうっとりするほど美しいですものね・・・。

 

シンデレラと本当のお母さんは自然な植物柄のドレス

 

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対して継母と2人の姉は原色系。

でも一応、最初に家に来た時は植物柄のドレスなんですね。

溶け込むつもりがうっすらとありそう(^^;

 

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それがだんだん幾何学模様になっていく・・・

 

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このあたりに物語の変化を感じました。

 

面白かったのは各キャラクターの色です。

シンデレラはもちろん青。2人の姉はピンクと黄色。

でもシンデレラと姉たちのドレスとは溶け合わないようになってました。

3人が並ぶと姉たちのほうがキツイ色に見えるように。

 

舞踏会が行われるお城の者たちはロイヤルブルーかイエロー。

シンデレラのドレスより濃いですが上品なので非常に合いますね。

シンデレラの美しさとお城の気品がどちらも際立つ。

 

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舞踏会での王子様との組み合わせも綺麗でした。

王子の首元と手首にシンデレラと同じブルーが入ってるのがポイント。

 

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これだけ周りをカラフルにして尚且つ主役が映えるとは・・・

とにかくシンデレラのブルーが映えるように計算されてるようでした。

 

と・・・ここで不思議だったのは。

緑です。

 

青と黄色を混ぜると緑です。

比較的青に近い色なんですね。

 

最初に出会ったとき王子が着ていたのも緑です。

 

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実はもう一人重要な人物が緑を着ています。

それは・・・

 

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お義母様。

 

最初意外でした。あれっ、緑なんだ??と。

青と並んでもあんまり違和感がない。

 

おまけに上記の通り王子まで緑で出てくるので

何か他の意図があるのかな?と思ってました。

 

緑は、シンデレラと本当のお母さんが好きな

植物の色と取れなくもないです。

 

これは、シンデレラが隠していたガラスの靴を継母がひょいと持ち

「この靴の話をしてあげるわ」と語った独白に

ポイントがあるのではないかと思っています。

 

「少女は結婚して二人の娘を授かりました。

 けれども夫は不幸にも亡くなり、2番目の夫もまた・・・」

 

無表情で淡々と話していましたがあのシーンで

 

あー、彼女も・・・

何とか幸せになろうともがいてきた過去があるんだなぁ・・・。

 

と思いました。

 

生きていくために打算的にならなければならなかったけれど

きっと根っこでシンデレラと共通するもの

=未来を夢見る気持ちがあるのではないかと。

ただ継母の方はもう希望通りに行かなさ過ぎて夢を信じられないだけで。

 

だから、継母のドレスは

シンデレラとも微妙にシンクロ出来る色合いだったのかもしれません。

 

 

とにかく素敵な衣装がたっくさんでてきてうっとりしました!

 

アメリカに10年以上住んでいる友達から

「一番おしゃれなドレスは一色のシンプルなものなの。

 大人っぽい美しさが一番魅力的なのよ」

と聞いたことがあります。

 

そう考えると、まさに一番美しかったのはシンデレラの青いドレス。

どんな飾りも及ばない夢のような装いでした・・・♪

  

女性の憧れが完璧な映像で表現されている映画だったと思います。

男性は・・・どう思うのかな?(^^;

 

それではまた!