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やのひろです

気になるあれこれ

映画「セッション」 感想

こんにちは、やのひろです。

今日は映画「セッション」の感想です

 

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もうこのポスターから見て分かる通り、

2人の男が音楽を挟んでやりあう戦いの物語です。

背景真っ黒。二人しかいない世界。それくらい熾烈です!

 

あらすじ

伝説的なドラマーになることを夢見るアンドリュー・ネイマンは

アメリカ屈指の音楽学校シャッファー音楽学校で学んでいた。

そこで最高の指導者と名高いテレンス・フレッチャーに見初められた彼は

フレッチャーのバンドに参加することになるが・・・

 

とにかくJ・K・シモンズ

 

フレチャーをい演じたJ・K・シモンズアカデミー賞助演男優賞ですが、、

 

 

吹奏楽部の目線から一言。

 

 

この指揮者、こわい!!!

 

 

いや、確かにものすごくストイックで良い音楽に賭けてるのかもしれないけど

こんなに怖い指導者だったらみんな萎縮して音が出せなくなるんじゃ。。

それとも私が知らないだけで全国レベルの団体ではこんなこともあるの?

いやいや、音楽は心だって中澤先生(伝説の吹奏楽指導者)もおっしゃってたし・・・

 

と、始めから終りまで演奏者の気持ちでした。

痛い!痛いよ!血が出るまで演奏するとか、辛いよ!

 

 

 

このあと物語の結末に触れてますので、

映画館で見終わってから余韻とともにお楽しみいただけると嬉しいです。

 

 

 

結局フレッチャーはどんな人なのだろう・・・

 

しかしこのフレッチャーの人格がどうにもつかめなくて、

信じられないほど冷たいかと思えば教え子の死に心を寄せるし

物わかりがいかと思うととんでもなく横暴な振る舞いもするし

 

大人なのか子供なのか、教育者なのかエゴなのか、分かりません。

 

だからこそ、

”もうやめてー!別の指導者につく道もあるんじゃないのー!?”とも

”やっぱりこの人に認められる演奏がしたいよね・・・”とも思うのです。

つまりとても魅力的。これが助演男優賞のお芝居なのか!

 

 

でもラストシーン・・・

ようやくこの男の本性が見えました。

というか、ここまで耐え忍んだアンドリューが引き出した。

 

 

音楽家なのか、人としてなのか

 

それまで「完璧な演奏をすること」を何より重んじたフレッチャーが

アンドリューを貶めるために1曲目をめちゃくちゃにします。

 

これは、音楽家としては「無い」でしょう!

変な演奏をしたら指揮者としての力量も疑われてしまいます。

 

そう、ここでのフレッチャーは音楽家じゃなかった。

男です。自分の人生に誇りを感じている一人の人間。

彼は人としてアンドリューの人生をつぶしてやりたかった。

アンドリューが自分にしたように。

 

音楽家としての自分ではなく本能のままに生きる自分を優先フレッチャー。

アンドリューを人間として認めていたからこそそこまでしたのか、

子供の様に純粋な復讐の気持ちからなのか・・・それは分かりません。

 

ただ!!!すごいのはここからです!

 

はめられたと分かったアンドリューは失意のままステージを去るのですが

戻ってくるのです!スティックを持って!

 

そして指揮者、つまりステージでの神様が予定してる曲を無視して、

この神様と練習に打ち込んだ超ハイテンポジャズ、ウィップラッシュを!

一人で演奏し始めます。

 

 

演奏家にとって、指揮者は絶対です。

指揮者の合図なしに曲が始まることはありえません。

 

でも彼はやるんです!ガン無視で叩くんです!

俺についてこいと。俺の音楽に合わせろと。

 

人間でぶつかって行ったフレッチャーに対して

音楽でぶつかってきたアンドリュー。

 

この対決!!!

胸が焼けそうなほどヒリつきました!!!ぎゃー!

 

次第にドラムに巻き込まれていくバンド。そしてフレッチャー。

最後に二人が魂をすり合わせて締めくくる音楽の一体感は凄まじいものがありました。

音楽で火花を感じたのは初めてです・・・。

 

 

音楽の技量や子弟関係を一度脱ぎ捨てて殴り合ったあと、

お互いの武器を持ち寄って共に戦う、みたいな。

殴り合って分かりあって魂つながる!みたいな。

ザ・男性物語!!

 

ぜひ大スクリーンで!でもちょっと覚悟がいるかも

 

実はこれ、飛行機の中でみました。

だから画面は小さいし吹き替えが仮のものらしくてイマイチでした。

それでもこれだけひきつけられたのだから

スクリーンで見たらとんでもないと思います。

 

大きい画面といい音響で見るのがおすすめ!!!

でも、心の痛みをある程度覚悟して行ってね!

 

 

それではまた!